志望動機がない
情報化社会
前回、企業を調べるなら商品も調べておきましょうという話をしました。比較サイトが便利です。電化製品も日用品もグルメも比較サイトのレビューが大量にあります。 情報化社会です。2000年のIT革命からもう何年も経っています。
今までに世界に起こった大きな産業革命は、『農業革命、工業革命、IT革命です。』その一つがやってきて間もないです。 一昔前に時代が大きく変わっています。何が言いたいかと言うと、『古い人間に助言をもらってはいけない』ということです。現在と一昔前で世界が変わっているのです。
『俺の若い頃はインターネットなんてなかったぞ。』この台詞に続くアドバイスが今後役に立つとは思えません。 あって当然の時代にない時代の話をして何の役に立つのですか。完全に無駄だとは言いませんが。まぁ続きを聞く気になりません。 中学生からインターネットをやっている人たちが前線に立つ時代が来ているのです。そんな人物がライバルであり客なのです。
ゆとり世代
『ゆとり世代』ってあるじゃないですか。簡単に言うと1987年から2004年生まれの人のことです。厳密に言うと微妙に違いますがそこは問題じゃないです。今回のゆとりの定義はこれでいいです。
まぁ、バカだって言われてますよ。円周率は3ですよ。でもただバカにするだけでは何にもなりません。
ゆとり世代は17年続いているのです。17年分の人が続々と社会人になっていくのです。この世代の社員も雇って、この世代の客の心もつかまないといけないのです。 ゆとりは大事な客です。バカにしてはいけません。そういう時代なのです。時代のせいにしてはいけません。時代についていけないあなたの能力が低いのです。
昔と比べてばっかりいる年寄りの言うことをあまり真に受けないようにしましょう。少なくとも17年間は『ゆとり世代を尊重する人』についていくべきです。 あなたがゆとり世代の場合は、このあたりを上手く面接で説明できると、ゆとり世代をアピールできるかもしれません。
志望動機がない
ゆとり世代のことも分かったことですし、あとはネットで調べて志望動機を考えるだけです。とは言ったもの、まず思いつかないですよ。情報を調べたところで簡単ではないです。 さすがにゆとり世代には厳しいです。ということではなく、ゆとりは関係なく誰でも難しいです。
だって世の中の大半の企業が『特別な商品』を持っていないから。『特別な経営理念』を持っていないから。就活者の志望動機と一緒です。 大体の人は特別な志望動機を持っていません。それは企業も同じ気持ちです。
経営理念がない
もちろん中には面白いことを思いついたから起業した人もいます。でも大半の企業は起業しなくていいのに起業しています。まず『起業したい』と思ってから仕事を考えています。 ただ独立しただけで、前にいた会社の仕事をそのままやっているだけなのがほとんどです。社会的に起業する意味がない起業です。
まぁ自分のためです。社会に貢献したくて起業したわけではなく、偉くなりたいからです。組織で一番偉ければ結構世の中の辛さに耐えられます。板ばさみが辛いです。 そんな会社に立派な経営理念なんてありません。他社と違う製品なんてありません。
ホームページの会社説明を見たところで志望動機が浮かばないのは当然です。あなたの志望動機と同じく、会社説明なんてないものをひねり出しているだけだから。
おさらい
- ない時代の話が役に立つ気がしない。
- 円周率は3.14。
- ゆとり世代は17年続いた。
- 起業したいと思ってから仕事を考えている。
- 前回・商品を調べる
- ここ・志望動機がない
- 次回・志望動機に意味はない