志望動機に意味はない
志望動機はみんな一緒
前回、志望動機なんてありませんという話をしました。そして企業にも経営理念はありません。お互い様です。似たもの同士です。 自分は当たり障りのない経営理念を挙げておいて、就活生の志望動機に質を求めるその姿勢、流行の言葉で言うとゲスの極みです。
こっちが当たり障りのない志望動機を言うと、『またそれか・・・』と思われるだけです。こっちだって企業の説明を読むだびに、『またそれか・・・』と思っています。 もうちょっと差をつけて欲しいところ。会社の利益を上げることばっかり考えていないで、人事のほうにも力を入れて欲しいです。
志望動機に意味はない
もうこの際、結論をはっきり言っておきます。『志望動機に意味はありません。』企業の経営理念と同じく意味がないです。
どちらも後付でひねり出しただけです。どちらも本音ではありません。嘘だと分かっている志望動機を尋ねたところで、何の意味もありません。
『志望動機は嘘だから意味がない』だけではありません。様々な角度で意味がないです。逆から読んでも意味がないです。ローマ字にして文字を並び替えても意味がないです。 でもそういうことではなくて、ちゃんとした意味のなさがあります。
志望動機は面接官の心に響かない
まず志望動機は面接官の心に響きません。一番多い志望動機は『御社の経営理念に共感』です。ですが面接官も『弊社の経営理念に意味がない』ことをわかっています。 どの会社でも例にならった素晴らしい経営理念です。特に『弊社の特徴』ではないのです。共感の理由が素晴らしくてもピンと来ません。なんか他人事です。
次に多い志望動機は『商品が好きなこと』です。これも心に響かない面接官がいます。別に自分は自社製品を好きでも何でもないからです。 人事の人は開発をしませんので、自社の商品に思い入れがありません。商品が好きな理由が素晴らしくてもピンと来ません。『これからもどうぞごひいきに』と思って終わりです。
思い入れがあっても響かない
中には小さい頃からの憧れで、御社に思い入れがある人だっています。『志望動機をひねり出した人と一緒にしてもらっては困る人』だっています。 それでも面接官の心には響きません。『御社のなんとかサービスが好きで何回も通いました。』 面接官はそんなのどうでもいいと思ってます。
なぜなら『面接官自身が自分の会社をなんとも思っていない』から。この面接官も志望動機をひねり出して内定をとった人のうちの一人です。会社を褒められても特に嬉しくないです。
つまり志望動機とは、『本音を言うとマイナスになるだけで、何を言ってもプラスになりません。』志望動機は就活生の心を折るためのただの罠です。最初の試練です。耐えてください。 まぁ、志望動機は最初に聞かれると思いますので、戦いが始まったということです。
おさらい
- 志望動機を逆から読んでも意味がない。
- 一番多い志望動機は経営理念に共感。
- 人事の人は開発をしない。
- 志望動機は就活者の心を折るの罠。
- 前回・志望動機がない
- ここ・志望動機に意味はない
- 次回・聞かない企業もある