面接官への質問は会社の戦略を聞く - 就活オバケの就職活動攻略メモ

面接官への質問は会社の戦略を聞く

相手を立てることも重要

前回、面接官の主観で会社の雰囲気などを聞くのはどうでしょうという話をしました。まぁ、面接官は現場が違うので回答は参考になりませんが。 でも必要なことだけを聞くことが必ずしも正しいとは限りません。そもそも面接の目的は『会話をすること』です。相手を立てることも重要です。

面接官の主観なんてどうでもいいですが、言いたいことを言わせてあげると相手も喜びます。特に面接官は気分屋なので気遣いはするに越したことはありません。 そして聞いた以上は『なるほど』ってちゃんと言っておきましょう。

会社の戦略を聞く

でも面接官への気遣いはどうでもいいです。今回はそんな話ではありません。大体あなたにそんな余裕はあるのですか。余裕がある人の方が気を使えば十分です。

余裕があるのは面接官のほうです。ガチガチに緊張した就活生に気を使えないような面接官は社会人失格です。取引先の人に会わせたくない。

それで今回は『会社の戦略を聞く』という話です。よくある質問です。無難で良いと思います。でも果たして『そんなこと聞いてもいいものか。』疑問だと思います。 そんな部外者に今後の戦略なんて簡単に話せません。そもそも面接官はただの社員です。聞かれても分かりません。

それは『聞き方次第だ』と言っておきたい。『今後の戦略』を聞きだすのはおそらく無理です。もうちょっと聞きやすいところから攻めるといいでしょう。

ここまで成長した理由

『今後の戦略』が無理なら、手始めに『以前の戦略』を聞くのはどうでしょう。創業10年で社員が100人超えていれば十分な急成長です。『成長した理由』を聞き出しましょう。 設立より継続のほうが難しかったりします。創業50年を継続していれば立派な企業です。『継続の秘訣』を聞き出しましょう。

時代の移り変わりもあります。90年代にバブルがはじけています。そのピンチをいかに乗り越えたか、知恵と努力があるはずです。 携帯の普及や地デジに移行。なにか影響があったかもしれません。時代の変化をいかに乗り越えたか、過去の戦略を聞き出しましょう。

これなら答えられる可能性が高いです。きっとすでに誰か質問しています。答えは必ずあります。問題は『答えていいかどうか』です。ダメもとで聞いてみましょう。 ただし、回答が無理だったならそこで質問が終わってしまいます。予備にいくつか質問を考えておきましょう。

今後の戦略をついでに聞く

過去の戦略を聞いてみたところ、面接官がノリノリで答えてくれた。チャンスです。いけるかもしれません。この勢いで『今後の戦略』をついでに聞いてみましょう。 来年の春に実施される政策が発表されていたりすると質問しやすいです。日ごろからニュースを見ておきましょう。

『増税の対策はしておりますか? ○○さんはどういう影響があると思いますか?』 聞いてみましょう。 まぁ、答えは来ないと思いますが。答えられなくても流れで出てきた質問です。『会話の流れを作れる人』だと評価されるかもしれません。 答えられる質問から攻めて、最後に核心をつく、見事なトーク力です。

今後の戦略をついでに提案する

今後の戦略を聞いてみたところ、面接官がノリノリで答えてくれた。チャンスです。いけるかもしれません。この勢いで『こちらから今後の戦略を提案』してみましょう。 質問と同時に自分なりの答えを用意しておくといいでしょう。日ごろから考えておきましょう。

例えば増税の影響でしたら、『実施前の駆け込み消費』と『反動の節約』が予想されます。増税前に買いだめするのが普通です。その後しばらくは在庫で過ごします。景気が上がってすぐ下がります。 だからどうするかは知りませんが、なんか考えておきましょう。

本当は景気が一瞬上がった時に給料もドンとあげてインフレの波に乗るべきなんですが、その後の不景気が予想されているのでなかなか上手くいきません。 おそらく国民が後先考えすぎです。

政治家が考えた政策に深く考えずに乗っかれば景気なんてすぐあがるんですけど。みんなで深読みするのでずっと成功しません。 みんなが自分だけ勝とうとするので結果的に全員負けてます。




おさらい

  • 必要なことだけを聞くことが正しいとは限らない。
  • 言いたいことを言わせてあげると相手も喜ぶ。
  • 余裕がある人の方が気を使う。
  • みんなで深読みするので成功しない。