面接官への質問で給料、残業、雰囲気を聞きたい - 就活オバケの就職活動攻略メモ

面接官への質問で給料、残業、雰囲気を聞きたい

秘められた能力を解放する

前回、面接官に最後の質問で給料、残業、雰囲気は聞くべきではないという話をしました。ブラック要素を質問するとやる気ナッシンと判断されます。 『弊社が好きなら給料は関係ないだろ。』そんな暴論がまかりとおっています。面接は無法地帯です。

ですが、『無法地帯を制してこそ本当の強さ』と言えるのじゃないでしょうか。野球だってアウェイ戦が圧倒的に多いのです。自分の球場だけ全勝しても優勝できません。 社会に出ると取引先のルールで戦う場面も出てきます。つまり面接であなたの真の力が試されています。今こそ秘められた能力を解放するのです。

給料、残業、雰囲気を聞きたい

でもそんな中二病な話はどうでもいいです。隠された能力なんてありません。今回はそんな話ではありません。

前回『ブラック要素の質問は控えなさい』と言いましたが、私はここで終わる人間ではない。なんとかしましょう。まかせてください。私の真の力を解放してなんとかしましょう。という話です。

ズバリ『聞き方次第』です。『給料はいくらですか? 昇給はいつでどれくらいですか?』いきなり聞いてはダメです。最初に聞いたことが一番興味があることと判断される恐れがあります。 『話の途中でなんとなく質問を挟む』などの小技を駆使して聞きだすといいと思います。

聞きにくいことは話の流れで聞く

例えば、『入社後に出世するのはどうすればいいか』と聞いてみます。『資格を取りなさい』と言われたらチャンスです。『ちなみに資格取得の支援はありますか?』と聞いてみましょう。 受験料を出してもらえたり、昇給があったり、お金の話が出てくればまたチャンスです。『ちなみに資格なしの昇給はどんな感じですか?』と聞いてみましょう。

話の流れでついでに聞いているだけです。『本当は僕そんなこと全然興味ないよ。会話をしているわけなので、つながりのある質問をかぶせてくるのは当然です。』そういうカモフラージュをしましょう。 そして食いつきすぎも注意です。『最初からコイツこれが聞きたかったのか?』と思われる危険があります。チョロッと聞いたら満足して話を戻すべきです。

あと、チャンスが来ない場合は諦めるしかないです。どうせ聞いてはいけない質問なので。チャンスが来る可能性があるだけマシです。面接の練習をすれば上手に引き出せる日が来るかもしれません。

どうせごまかされる

そもそも、ブラック企業はブラック要素を上手にごまかします。チョロッと聞いたところでブラック企業の判断は難しいです。質問しても気休め程度です。 本当に見抜きたいなら本気で問い詰めないといけません。ですがそれをやってしまうとほぼ落ちます。

それでブラック企業だけ落ちるならいいのですが、どこの企業でも本気で問い詰めないと真のブラックは解放されません。 今の世の中に『残業が少なくて、給料が高くて、雰囲気が良い企業』なんて存在しません。『なるだけマシな企業』を探すのが現実です。

マシな企業を探すために全部の企業で本気で問い詰めていたら全部落ちてしまいます。 やはりブラック要素の質問にはあまり力を入れるべきではないと思います。最初から聞かないほうが無難です。




おさらい

  • 面接は無法地帯。
  • 自分に隠された能力なんてない。
  • つながりのある質問をかぶせてくるのは当然。
  • 本当に見抜きたいなら本気で問い詰めないといけない。