面接官へ質問した以上は真面目に聞く - 就活オバケの就職活動攻略メモ

面接官へ質問した以上は真面目に聞く

光線がそれたら街が壊滅する

前回、企業への聞きにくい質問は、話の流れで聞いてしまえばなんとかなるという話をしました。ストレートにいきなり聞いてしまっては印象が悪いです。 ジャブから攻めて隙があったらストレートです。ボクシングで言うとね。 居酒屋で言うと『とりあえず生中』です。それから『芋のロック』ではないでしょうか。

ウルトラマンで言うと、まずは『ウルトラパンチ』です。そんな名前があるか知りませんが。まぁ、たぶんあります。おそらくウルトラマンがやることは全部『ウルトラ○○』です。 嘘です。そんなことはありません。言い過ぎました。歩くだけで『ウルトラウォーク』は多分ないです。

で、そういう話ではなくて、まずは『ウルトラパンチ』で最後は『スペシウム光線』です。言いたかったのはこれです。重要なのはこの話です。話がそれるところでした。危ない。 もしスペシウム光線がそれていたら街が壊滅するところでした。それるのがスペシウム光線じゃなくて助かりました。不幸中の幸いです。

質問した以上真面目に聞く

違います。重要なのはスペシウム光線ではありません。面接の質問の話です。とりあえず無難な質問の例をいくつか出したので、あとは各々に考えてもらうということで話を終わろうかと思います。

それで最後のまとめです。ズバリ、『質問した以上真面目に聞く』今回はこの話です。

本当は質問なんか無いけど、自己アピールのために無理矢理質問をするわけじゃないですか。それでも質問をしておいて話を全然聞いていないのは大変失礼です。 あいづちを打ったり、メモを取ったり、質問をかぶせたり、ここまでちゃんとやったほうがいいでしょう。話を聞いていない人って結構バレバレです。 『ちゃんと聞いていますアピール』はしておきましょう。『回答をふまえて質問のかぶせ』が出来れば一番いいです。

『君は賢いからメモを取らなくてもいいのかな?』 と意地悪を言う面接官もいます。別にそんなことはないんですけど。 本当はメモを取るような話が面接官から出てこないだけなのが現実です。というより、『メモを取らないといけないような話をする人』って話が下手です。印象に残る話が出来ない人です。

私の高校の数学教師で『授業中にメモはとるな』と言っていた人がいました。『授業は聞け』って言っていました。 その先生の受け持ったクラスの数学の平均点は、他のクラスより20点ぐらい高かったよ。結果が出ています。メモがいらない話が出来るようになりましょう。

まぁ、意地悪されるので気をつけましょう。メモはとったほうがいいです。意地悪された面接官をメモして覚えておいて入社後に軽蔑しましょう。

真面目に聞くのが難しい

そしてここからが本題です。おそらくここで終わってしまうと何のアドバイスにもなってません。だって人の話をちゃんと聞くのは常識だから。 質問した以上真面目に聞きなさいと言ったものの、実はこれがとても難しいことです。『真面目に聞け』って簡単に言って良い話ではありません。それを何とかしてあげたいのが本題です。

とりあえずちゃんと聞くのが難しい理由からです。散々言ってますけど『質問しておいて興味がないこと』『面接官の回答が参考にならないこと』です。 さらに面接官のコミュニケーション能力を勘違いしたしゃべり方が輪をかけています。

『奇抜な発想をする人は採用されない』と前に言いましたが、まさにそれです。その基準で内定を取っている面接官の言うことは面白くないです。うんざりします。

面接官の話は言いたいことが10秒で分かります。誰もが考えることを言うので。そのまま10秒で終われば問題ないのですが、そこから丁寧に説明を始めるから始末が悪いです。 丁寧に論理的に順を追って、どこで誰が何を、主語も目的語も省かずに、ときには分かりやすい例えも混ぜて、そういう話し方をします。

働く大人の話し方

さすが面接官。しゃべりのプロです。もしそれが『曲論』だったならば。『奇抜な発想』だったならば。はじめて聞く理論だったら丁寧な説明が欲しいですが、正論を丁寧に言われても聞く気がしません。当然のことについて長々説明は要りません。 当然のことについて真面目に最後までまともに話が聞ける人なんてそうそういません。会話で大事なのは丁寧さより面白さです。そんなことも知らないなんて。

ですが、面接だからこういう話し方をしなければならないのです。面接官も辛いのです。 『丁寧に説明するのがコミュニケーション能力だ』と示さなければならないのです。 それを信じてここまで登り詰めたのです。実績があります。これが『実績のある真面目に働く大人の話し方だ』と示さなければならないのです。

これははっきり言って勘違いです。ですがどうにもなりません。一人の力でくつがえらない社会の悪い固定概念の一つです。 コミュニケーション能力の勘違いをした企業が世の中の大半を占めています。非情な現実です。ですが文句を言っても始まりません。順応するほうが賢いです。

回答を予想する

それで対策ですが、簡単なのは『回答の事前予想』です。質問を考えた後に回答も考えておきましょう。結構なレベルで一致します。答えあわせを目的で聞くことによって少し身が入ります。 そして自分と面接官の回答の相違点を、次の質問でかぶせればいいかと思います。予想が全然違う場合はそのまま聞けます。

そしてもう一つ、難しい対策は『大人になること』です。どんな話でも真面目に聞けるようになることです。まぁ、難しいです。社会人になればそのうち大人になるでしょう。




おさらい

  • ウルトラマンがやることは全部ウルトラ○○。
  • 話を聞いていない人は結構バレバレ。
  • 会話で大事なのは丁寧さより面白さ。
  • 順応するほうが賢い。