面接官へ最後に質問
最後に質問
前回までで『企業が求める人材』についての話は終わりました。これで志望動機も自己アピールも完璧です。事前に用意できる項目は以上です。 後は面接官の意地悪クイズがどれだけ解けるかが勝負です。意地悪クイズだけはその場で考えなければなりません。せめて事前に用意できる項目は完璧に抑えておきたいところ。
と、思うじゃないですか。また騙されましたね。事前に用意できる項目がもう一つありました。それはズバリ・・・『面接官への質問』です。最後に絶対質問の場が用意されます。 これも考えておかないといけません。だから考えましょう。考えようぜ。
質問がないなんてありえない
質問をしないとマイナスです。『質問がないなんてありえない。本当に弊社に興味があるのですか?』それが面接官の言い分です。
毎度毎度うちの面接官の頭が固くて申し訳ありません。どうか最後までつきあってください。なにとぞ。
要は『頭が固い人を採用するシステム』なんです。『奇抜な発想はしない』って約束したじゃないですか。あなたも頭を固くしないと内定は取れません。 必要な人材の特徴は決まっているので、頭を固くしてニーズに合わせなければなりません。
その面接官も頭が固いゆえに内定を取り、頭が固いゆえに出世して、頭が固いゆえにそのポジションに居座っているのです。 そして自分と同じ頭が固い人を採用するのです。そういう循環をしています。
効率の問題
でも『頭が固い』は言い過ぎです。悪く言い過ぎました。面接官の悪口を言うと就活生は喜ぶと思って調子に乗りました。 本当は頭が固いわけではありません。効率の問題です。『質問がない人は弊社に興味がない』と決め打ちしたほうが効率がいいのです。統計的にいい人材が早くたくさん確保できるわけです。 『質問がないけど弊社に興味がある人』を探すのは難しいです。
その『質問がない人は弊社に興味がないと決め付けよう!』という戦略を練って決定にこぎつけるまでに頭を柔らかくして考えています。 決定したら疑わずに決め打ちです。それが効率です。上層部が作戦を立て、社員は疑わずに従うのが成果が上がりやすいのです。
面接官への質問のポイント
詳細は次からということで、またポイントだけ先に列挙しましょう。どういうことを質問すればいいのかテンプレがあります。 それはズバリ・・・『自分の今後のプランを聞く』『面接官の主観を聞く』『会社の戦略を聞く』『給料、残業、雰囲気は聞かない』
おそらくみんなこの辺りを質問すると思います。面接対策の本やサイトに書いてあるので。みんなと一緒でいいです。 差をつけようと頭をひねるのは危険です。奇抜な発想はしないって約束したじゃないですか。せっかく『真面目でしっかりもの』をアピールしたのに、最後に奇抜な質問をするとだいなしです。
おさらい
- 面接官が頭が固くて申し訳ない。
- 面接官は頭が固いゆえに面接官になる。
- 面接官の悪口を言うと就活生は喜ぶ。
- みんなと一緒でいい。
- 前回・アピールをたくさん考える
- ここ・最後に質問
- 次回・質問はありません