面接の言葉遣い - 就活オバケの就職活動攻略メモ

面接の言葉遣い

今はツイてる時期

前回、面接で企業へ訪問した際は私語は慎むべきだという話をしました。でも実際どうでしょう。そんな機会が本当にありますかね。 『偶然友人に出会う』って結構な低確率です。私は会った事ないです。『会った事がある』という話を一回聞いたことがあるぐらいです。 それも『遠くでチラッと見ました』レベルです。たとえ見かけても簡単に近寄ったり出来ません。

私語が出来るチャンスが来る人は滅多にいません。まぁ何が起こるか分からないのが人生です。一応心に刻んでおきましょう。 滅多にないチャンスが来たわけなので、宝くじでも買ってみるといいかもしれません。奇跡乾杯。

『今奇跡が起きたばっかりなのに、その後宝くじを買っても遅いだろ。もう運を使い果たしただろ。』そう思った人は考え方が違います。 運を『量で考えている』か『時期で考えている』かの違いです。 今は『ツイてる時期』だ。良い事が起こりまくる時期だ。そういう考え方もあるのです。それが正しいとは決して言えませんが。気持ちの問題です。

丁寧語で十分

でもツキの話はどうでもいいです。今回は『面接の言葉遣い』についての話です。まぁ、『御社』とか言いますよね。『~しております。』とか言いますよね。

はっきり言って『尊敬語、謙譲語』は完璧に言う必要はありません。そもそもそんな話し方は社会人は誰もしません。

嘘です。誰もしないは言い過ぎました。『受付、電話、メール』ぐらいです。まず社内の会議じゃ絶対言いません。『ちょっと部長、2ページ目を見てもらっていいっすか?』こんなの余裕です。 『です。ます。』でありさえすれば誰も文句言いません。

あとは取引先の会話だと、尊敬語、謙譲語になる人はボチボチいますね。半々ぐらいになると思います。 でも特に誰も気にしません。『です。ます。』でありさえすれば誰も文句言いません。だって仕事の結果と言葉遣いに何も関係はありませんし。

尊敬語、謙譲語は学生らしくない

『尊敬語、謙譲語を言うな』とは決して言えませんが、学生が言葉遣いを頑張っていると違和感があります。単純におかしいです。『こんなやついねぇぇぇ』って思っちゃいます。これホントです。 まぁ、さすがに評価には影響しませんが。尊敬語が当然のマナーなのでおかしくはないですが。おかしくないけど『おかしいなぁ』って思われます。

それから、尊敬語を意識しすぎて文章が破綻する恐れもあります。『丁寧に言えたけど中身が無い』みたいな。それは気をつけたほうがいいです。 まぁ結論を言うとすれば、『慣れないことはするもんじゃない。慣れているならやりなさい。』 と、こんな感じです。付け焼刃は危険です。

尊敬語、謙譲語はいつかメールで使う

『じゃあ、尊敬語はもういいや。覚えるのはやめよう。どうせ社会人でも使わないし。』 いやいや覚えてください。だから極端に考えるのはやめなさいとずっと言っているじゃないですか。 覚えるに越したことはないです。むしろ『尊敬語が使えない社員がおかしい』のです。人のダメなところをマネしてはいけません。

メールで尊敬語をきっと使います。面接対策の一環で今のうちに覚えておきましょう。メールは社交辞令が満載です。 まともに書けないと苦労します。いつかお祈りメールみたいな文章をあなたにも書く機会が訪れます。

メールは実際結構気を使います。部長さんも大事な取引先へ出すメールは、課長さんと一緒にチェックしていたりします。私もメールは絶対隣の人にチェックをお願いしています。

尊敬語、謙譲語が完璧なら評価が高い

それに、『付け焼刃』がおかしいだけで、完璧なら問題ないです。というかむしろ評価は高いです。 完璧な尊敬語が堂々と流暢に話せて、中身があるのなら高評価です。というか多分内定でます。若いのにしっかりものです。弊社に是非欲しい。

だから『無理してる感が伝わる尊敬語はなんとも思われない。完璧なら高評価。』これが結論です。そして今から言葉遣いを練習しても無理です。マスターするのに10年かかります。 『です。ます』で十分なので自分らしい話し方をすればいいです。自分らしいなら方言でも芸者言葉でもいいですよ。もし先方が理解できるのなら。




おさらい

  • 運を量で考えているか時期で考えているかの違いがある。
  • 仕事の結果と言葉遣いに何も関係はない。
  • 付け焼刃は危険。
  • 人のダメなところをマネしてはいけない。