就職エージェント本気すぎ - 就活オバケの就職活動攻略メモ

就職エージェント本気すぎ

エージェント本気すぎ

前回、就職エージェントは本気だと言う話をしました。本気で支援してもらえます。成功報酬なので頑張ります。ところがどっこい。やはり罠があります。エージェントを信用しすぎると痛い目を見ます。 どうやらこの世の中、上手い話には必ず裏があるようです。住み難い世の中になりました。

簡単に言うと本気すぎます。ちゃんとビジネスをしています。一見WIN-WINのように見えますが、やっぱりエージェントも自分の利益優先で考えています。 上手いことユーザーを騙してきます。しょうがないです。ビジネスです。

あなただってエージェントの都合に合わせて企業選びなんてしないはずです。エージェントも同じ気持ちです。押し込みたい企業があって巧妙に薦めてきます。 あなたの要望は上手に無視します。相手はプロです。新卒なんて騙すの簡単です。

給料が高い企業に押し込みたい

エージェントの報酬の相場は、就職が確定した人の新しい年収の何割かで計算します。なるだけ給料が高い企業に就職させたいです。ビジネスなので当然です。

『残業がないところがいい。』、『教育がしっかりしてるところがいい。』、『私服がいい。』、こういう利益に結びつかないいらない条件は上手に無視します。

『この業界で残業がない会社はありませんよ。』『残業が月平均50時間なら少ないほうですよ。』あの手この手で説得してきます。 しかもその月平均50時間というのも企業側の嘘なんですけどね。そんなとこ実際は余裕で200時間を越えます。

さらに、残業とか教育とか私服とか、エージェントにとっていらない条件ほど人気の求人だったりします。人気の求人はすぐなくなります。エージェントも探したけど見つからないこともあります。 求職者の希望の企業が見つからないからと言って、エージェントも諦めるわけにはいきません。成功報酬です。説得してどこかに押し込めようとします。

早く入社させたい

入社が決まるとようやく報酬発生なので、『早く入社を決めたい』のは当然です。『内定4社とってそこから選ぶ』なんて、エージェントにとっていらない作業です。早く決めて欲しいです。 早く決めれば次の客の相手が出来ます。回転率もビジネスの大事な要素です。

回転率で成功したのがファーストフードです。立ち食いにハンバーガーに牛丼です。安くて早いが売りです。美味くて高いハンバーガーを追求してもなかなか儲かりません。 ビジネスは回転率のほうが大事です。

なので『高望みの客は諦めさせたい』です。何年も就活者の相手をしてきたので無理なものは分かります。『あなたの要望は通りません』と説得してきます。 そのまま返すとお金になりませんので、要望を無視した無難な企業を薦めてきます。結局なんの興味もない企業を受ける事になってしまいます。

リピーターを増やしたい

『パソコンでかちゃかちゃデータ打ち込みの仕事』がしたかったのに。気づいたらエージェントに騙されて『飛び込み営業で門前払いされるのが仕事』になってしまった。こんなはずではなかったのに。 こうなったらまた転職するか。転職ならエージェントだ。エージェントに依頼しよう。

エージェントの思う壺です。就職さえ決まればお金がもらえるので、押し込んだもん勝ちです。リピーターも増えて大もうけです。 まぁ言い過ぎました。そんな露骨に悪質なことはそうそうないです。信頼もビジネスの大事な要素です。

要は、『騙されないように信念をもってエージェントに望みましょう。』ということです。 でもさ。『早く給料が高い企業に入社できる』って良いことですよ。お金が一番大事です。時は金なりです。お金と時間は同じだけ大事です。




おさらい

  • 上手い話には必ず裏がある。
  • 探しても見つからないこともある。
  • 回転率もビジネスの大事な要素。
  • 信頼もビジネスの大事な要素。