SEの会社はBtoB企業 - 就活オバケの就職活動攻略メモ

SEの会社はBtoB企業

SEはクリエイティブ

前回、SEの一般的なイメージについて説明しました。要はソフトの開発です。ネットワークSEのことは一旦置いておきましょう。ソフト開発がSEです。 世の中のコンピューターで処理していそうなものは全部ソフトです。

スマフォアプリやWEBサイトがソフトです。スマフォやPCはハードです。ハードを作るのは機械技術の製造業です。メカニックです。SEではありません。SEはソフト開発です。 twitterやニコニコ動画、駅やコンビニのタッチパネルの画面などを作るのがSEです。面白そうです。クリエイティブです。

という認識でSEになるとがっかりします。『SEがソフト開発をする』ことは正しいのですが、世の中の99%のSEが作っているソフトはもっと地味です。 日常で遭遇するソフトを作ることはまずありません。

身近なイメージを想像して入社するとがっかりする

『身近なイメージ』でソフトウェアを説明したのが悪いです。分かりやすく説明するために身近なイメージの例を出したことがあだになっています。

スマフォアプリやWEBサイトをSEが作っていることは一応正しいです。でもSEになってそういうソフトを作ることはまずないです。意味が無い正解です。

もういっそうのこと、『身近なソフトを作る業種は別の業種』だと思ったほうがいいです。『SEではない』と思ったほうがいいです。 『ゲームを作るのはゲームプログラマー』、『WEBサイトを作るのはWEBプログラマー』と思ったほうがいいです。 コンビニのタッチパネルを作る会社は、もう有名大手の何社か固定で決まっています。ハローワークでSEを紹介されてそういう企業に当たることはありません。

まぁ、SEになって面白ソフトを作ることも無きにしも非ず。偶然入社した中小企業の社長が、『うちもスマフォアプリに手をだそうかな・・・』と、考えているかもしれません。でも期待するとがっかりします。

BtoB企業

SEはいわゆる『BtoB企業』です。『Business to Business』の略です。企業が企業向けに行う事業のことです。これが面白くないです。まったくクリエイティブではありません。 企業向けのソフトは無駄な動き等は一切いらないです。お待ちください画面でキャラクターを動かしたりすると代金プラス10万円です。企業が使うだけなので面白機能は必要ありません。

画面すらなかったりします。コマンド打って終わりとか。定期的に自動で動くとか。身近なイメージの例はありません。街では見かけないです。隠れています。企業にあります。 どこでもいいので就職すればSEが作ったソフトを使うことになるんじゃないかと思います。お店には売っていないソフトです。1000万円ぐらいします。

BtoC企業

面白ソフトを作るのは『BtoC企業』です。『Business to Consumer』の略です。企業が個人向けに行う事業のことです。これが面白いです。 お待ちください画面も、愉快なキャラクターを動かしたりして凝っていないと客が離れてしまいます。

仕事が面白いのは断然BtoCです。斬新なアイデアが必要とされています。BtoBは確立されたものをすばやく作ることが大事です。企画会議もほとんどないです。 アイデアを出し合うのはBtoCです。企業選びをするときにはこの辺りも気をつけてみましょう。SE志望が発想力をアピールしても無駄です。

他にはBtoGもあります『Business to Government』の略です。企業が公的機関向けに行う事業のことです。BtoBみたいなもんです。 代金は税金からきてるので、高い商品を買ってもらっても複雑です。




おさらい

  • ネットワークSEのことは置いておく。
  • ハードを作るのは製造業。
  • 例え話があだになる。
  • SEに企画会議はない。