SEが覚える客の業務は一つだけ - 就活オバケの就職活動攻略メモ

SEが覚える客の業務は一つだけ

簿記は100点取らないと不合格

前回、SEは客の業務も把握しておかないといけないという話をしました。私も経理システムをしばらくやったことがあるのでそこそこ詳しいです。簿記の本を買って勉強もしました。 そこまでする義務はないんですけど。そこまでする人はほとんどいません。別に勉強しなくてもいいです。

私は早く偉くなりたかったので頑張りました。簿記を覚えたら本当のSEの打ち合わせに参加できると思ったので。本当のSEと客の会話がちんぷんかんぷんだったので勉強しました。 ちなみに簿記3級を試しに受けたら落ちました。解き方は全部分かったんですけど、最後の計算が合わなくて落ちました。

簿記3級は70点で合格なんですけど、最後の問題が35点で、そこまでの答えが合っていないと最終問題の計算が合わないようになってます。 最後の集計を出すのが最終問題で、それが35点です。実際は100点取らないと不合格です。というのが私の時代でした。今はどうか知りません。もっとぬるくなってるかも。

SEになるだけでいろんな仕事が出来る

つまり『経理のSE』になれば『経理の仕事ができる』ようになります。私に『今から経理ををやれ』といわれても出来ませんが。まぁ、経理の新人には負けないと思います。

ずっと経理システムを担当している40歳ぐらいの課長さんに聞いたら、『もし経理ををやれといわれたら多分出来る』と言ってました。 20年ぐらいやれば客の仕事も出来るようになるんじゃないかと思います。転職も視野に入れてみましょう。

つまりSEになると、SEだけではなくいろんな仕事を経験することになります。結構お得です。やる気がある人は。そこは人それぞれです。 『簡単に楽に仕事をしたい人』には向いてないかもしれません。いろんなことに挑戦したい人向けです。

と思うじゃないですか。ところがどっこい。実際覚えるのは『一種類』だけです。例えば最初に飲食店のコンサルチームに配属されるとするじゃないですか。 そしたらIT技術と同時に飲食店の業務も覚えることになるのですけど。もうおそらく一生飲食店のコンサルです。

覚えるのは一つだけ

『飲食店の次は金融のコンサルがしたい。お金好きだし。』 そんなの会社が許しません。せっかく飲食店の業務を覚えて前線に立っているのに、また一から金融を覚えるなんて。 会社からすると大損です。『社員には一番効率よく金になることをさせたい。新しいことの挑戦なんてさせてたまるか。』それが一般的です。

まぁヘルプはあるかもしれません。今は飲食店のシステムの依頼がないので、金融チームの手伝いをちょっとやってくれと。そういうのはあります。 その機会に業務を覚えて客と仲良くなれば次もあるかもしれません。そっちが向いていると判断されるかもしれません。

配属先も志望しておく

そういうことなので、客の業務も志望動機に盛り込んでおくといいかもしれません。 『飲食店のバイト経験がありまして、裏方の事務の仕事も知っています。飲食店のコンサルチームに配属を希望します。』 ここまで言える人はそうそういないです。差をつけるチャンスです。

でも飲食店のコンサルチームがない会社で、飲食店を志望してしまうとまずいです。事業内容や取引先を調べておきましょう。 また、SEを志望してることはちゃんと言っておきましょう。飲食店に熱が入りすぎて、『じゃあ飲食店にいけよ』とならないように。




おさらい

  • もう試験場に行きたくない。
  • 客の会社への転職も視野に入れる。
  • SEは挑戦したい人向け。
  • お金好き。