SEになると新人は結局派遣 - 就活オバケの就職活動攻略メモ

SEになると新人は結局派遣

結局同じものを作るだけの仕事

前回、コンサルタントSEの募集をしている企業なんてありませんという話をしました。コンサルタントがSEをやっていて一番面白い業務です。それをやるのは創業者チームです。 コンサルタントがやりたいなら客を見つけて起業してください。別に先に起業してもいいけど難しいと思います。

なのでSEになったら開発です。もういっそうのこと『SE=開発』でいいです。新しい技術の勉強もあまり必要ありません。同じシステムを別の企業に合わせて作るだけです。 売り上げ管理システムを企業ごとにちょっと変えて作るだけです。そういう仕事が大量にあるので、それを任されます。

新技術の勉強をまったくしなくていいわけではありませんけど。言語が古くなったりしますし。例えばVB6⇒VB7のバージョンアップで大きな変更があったりしましたし。.netになりました。 スマフォアプリもそろそろSEはもれなく覚えないといけませんし。でもITスペシャリストが資料とサンプルを作ってくれるので覚えるのは楽勝です。

結局派遣に出される

『じゃあ、SEになったらずっと自社開発か。毎日終電か。たまに休日出勤か。』と思いきや。おそらく派遣に出されるのがメインになります。

派遣は自社開発を持っていない中小企業の特権じゃありません。そこそこの大手に就職しても派遣はあります。一部上場企業でも派遣はあります。

かっこよく言うと『アウトソーシング事業部』です。『ITプロフェッショナルをお貸しします』という名目で大手も派遣事業をやっています。新人はまずコレです。 完全に自社開発のみでまかなっている企業もあることはあるのですが、ほとんどの企業にアウトソーシング事業はあるはずです。

大手は上場するために人数をかき集めています。結構人が余っています。IT企業は自社開発がなくてもアウトソーシングがあるのでどんどん人が雇えます。 辞める人も多いのでアウトソーシングは常に求人が出ているので便利です。

一生派遣もある

新人は大体まず派遣に出されます。修行です。SEは客としゃべらないといけないので、外に出して修行させると効果的です。コミュ力がつきます。 そして経験をつんだら自社開発の仲間入り。となればいいんですけど。帰ってきても自社開発のメンバーが足りていればまた派遣です。一生派遣もありえます。

もしくは客に気に入られちゃったりして。派遣先のシステムのバグ直しスペシャリストになったりすると簡単には返してもらえません。いなくなると困ります。 派遣先の企業側も気に入った人にまた来て欲しいです。派遣を呼んだらまず新人が来るじゃないですか。新人は欲しくないです。前回来た人がいいです。

『出来れば新人を派遣したい。』『出来れば新人は欲しくない。』お互いの要望は一致しません。なので一般的には『ベテラン+新人』のセットです。 『ベテランを派遣して直属の後輩を連れてきました。』そんな感じです。大手のベテランでも派遣に行きます。派遣のプロになってしまいましたとさ。

また面接

それで最初は派遣で他所の企業の手伝いに行くわけですが、誰でもウェルカムではありません。面接です。なんと入社した後また面接があります。 新しい派遣先に行くたびに面接があります。これが一番衝撃を受けました。SE志望の人は要注意です。入社後にまた派遣先の面接があります。大手に入社しても派遣されて面接があります。

あの辛い面接の日々がカムバックです。やっと内定をとったのにまた面接です。SEになる人は覚悟しましょう。 でも企業によっては顔パスの場合もあります。信頼関係次第です。大手からの派遣なら顔パスも多いです。一応入社で面接をしているので、就活の面接ほど厳しくはないです。

面接すると言うことは、『御社の社員を疑っている』ということなのでやりすぎると失礼です。『一応面接はするけど困らせる質問もしないでサッと終わるよ。』みたいな感じです。 でも中小企業からの派遣なら厳しく見ます。信用できません。




といったところでSEの説明は終了です。SE志望ではない人も、思っていたのとどれくらい違うかをふまえて、自分の志望する業種の調査をしなおしてください。 というか、ここまで話についてこれた人はいますかね。




おさらい

  • コンサルタントがやりたいなら起業する。
  • VB6⇒VB7のバージョンアップで大きな変更があった。
  • 一部上場企業でも派遣はある。
  • 新人は修行で派遣に出される。