教えるのは仕事じゃない - 就活オバケの就職活動攻略メモ

教えるのは仕事じゃない

勉強したい人は欲しい

前回、会社は勉強するところではないという話をしました。勉強は家で自主的にしてください。もちろん勉強も必要です。勉強熱心な人材は企業も欲しいです。 だから勉強は自宅でやってきてください。そういう人が欲しいです。勉強したいという人は普通に企業も欲しいです。

入社後にやりたいことで、『勉強したい』ということ自体は悪くないです。真面目で向上心があって良いと思います。言い方に気をつけましょう。 『会社では仕事をします。迷惑はかけません。時間外に勉強します。』そういうアピールをしましょう。自己アピールに回すといいかもしれません。

新人教育は放棄できない

じゃあ勉強は自宅でするとして、企業には教育制度は必要ないのか。そんなことはありません。新人教育を完全放棄するわけにはいきません。

教えたほうが早いですし、間違いも少ないです。求人の宣伝にもなります。勉強できる会社があればみんなそっちに入社したいです。

資格の教材費も受験料も出してくれる会社があればそっちに入社したいです。自分のスキルアップのために会社を選ぶことが出来ます。 自分のために働くことが出来ます。そっちに入社したいです。『社員に勉強はさせません』と企業は言うわけにはいきません。

他に宣伝する要素が無い会社は教育制度の充実さを推してくるかもしれません。業務内容に魅力がなければ他の要素で宣伝しないといけません。当然の戦略です。

教育制度はしっかりしてる

なので、どこの企業も採用情報には教育制度はしっかり書いてあります。でも実施はほぼしていないと思っていいです。3ヶ月間研修があったとして、そのあとはもう誰もちゃんと教える気はありません。 説明不十分の知っていて当然の体で、『さっさと仕事しろよ!』と言われます。騙されないないように。採用情報の教育制度は釣りです。

『入社すればこっちのもんだ。』 嘘の勉強熱心をアピールして内定を取ろうとするじゃないですか。企業も同じ気持ちです。 『入社させればこっちのもんだ。』 嘘の教育制度をアピールして社員を集めているのです。

そういう話ですが、このままだと語弊があるので補足します。『新人を教育する気がない』っていうと嘘になります。『教育も仕事のうち』と思っている人もそこそこいます。 でも、『ヘタクソ』なんです。サラリーマンは教育が下手なんです。教育学部で教育の教育を受けている学校の先生とは違います。

どこの企業も教育制度はしっかり整っています。『新人はどう扱うべきか』を上からちょっとは指示されています。でもみんなまともに教育が出来ません。 教育の基礎を学んでいないのでみんな我流です。

教えるのは仕事じゃない

教えるのは仕事じゃないのでしょうがないです。仕事は出来ます。仕事はプロです。 『仕事は出来ます』と面接でアピールして内定を取っています。『仕事が出来る』と面接で評価されて内定を取っています。 でも自分の仕事の仕方を人に教えるのは得意じゃないです。『教育が出来ること』は面接官も注目していません。

教えるのが得意な人ももちろんいますけど、要はピンキリです。根性論で『とにかく動け』という人もいれば、効率重視で『まず動く前にしっかり考えろ』という人もいます。 基本的に、自分がそれで理解した方法しか知りません。最初についた部署の先輩が自分と違うタイプだったら、この先ずっとソイツの言ってることわかんないです。

教育は期待してもどうしようもないです。企業も精一杯やっています。でも社員全員が新人の扱いが上手な人には育たないのです。仕事さえ出来れば優秀です。 だから、面接で『御社の教育制度はどうなってますか?』などを質問するのは控えましょう。面接官が困ります。『コイツ自分で頑張る気ないな』と悪いほうに評価されます。




おさらい

  • 自己アピールに回す。
  • 勉強できる会社に入社したい。
  • 教育も仕事のうちと思っている人もそこそこいる。
  • 仕事さえ出来れば優秀。