将来は起業したい
数字が信頼できる
前回、教えるのは仕事じゃないという話をしました。会社の教育方針に期待するのはやめましょう。資格を取ったら5000円もらえる制度があれば十分です。 素晴らしい教育制度を謳っていてもどうせ実施されません。『5000円支給』と数字が公表されていたほうがよっぽど優良企業です。
『キャリア形成を支援する環境を提供する。』『人間性豊かな人材を把握、抜擢し、長期的視点で育成する。』 こんなあいまいな教育制度を挙げていても、実施しているかどうかの確認が取れません。ほぼ言ってるだけです。
それより数字です。『資格を取ったら給料5000円アップ。』嘘のつきようがありません。効果も抜群、見事な教育制度です。社員の自主性が増します。 キャリア形成を支援していたら自分では何も出来ない人になる危険があります。長期的視点で見ていたら怠け者になりそうです。報酬だけ提示してほったらかしのほうが効果がありそうです。
起業したい
まぁ報酬の話はどうでもいいです。報酬なんかなくても自主的にやってください。仕事と生活は切り離せないので、お金が絡まなくて仕事を楽しもうとする姿勢も大事です。
そんなことより入社後にやりたいことを考えましょう。『勉強したい』はNGでした。他のことを考えなければいけません。
それで次のNG例ですが、『起業したい』というのはどうでしょう。『いずれは自分の店が持ちたいです。』大きな目標です。起業なんて簡単に出来るものじゃありません。 やっぱり雇われサラリーマンよりは起業家のほうが優秀です。起業したい人は優秀な可能性が高いです。
プランを考えておく
それで『いつか起業したい』と面接で言うわけですが、そんなもん言うだけタダです。説得力がありません。その線で行こうと決めたのならもう少しプランを練りましょう。本気になってください。 考えている商品があるなら言ったほうがいいです。資料を作成してプレゼンです。
でも自らプランを提示する必要は無いでしょう。起業しに来たわけではないので。就職しに来ました。用意はしておいて、『考えている商品はありますか?』と聞かれたら出せばいいです。 でもそうじゃなくて、『なぜ弊社に入社することが起業につながるのですか?』重要なのはそっちのプランです。
『御社を踏み台にしようと思っている』と言ってしまっているので大変失礼です。『他を当たってくれ』と思われて当然です。 『なぜ御社なのか』のプランはしっかり考えましょう。本気じゃないと失礼です。
今すぐに起業はできない
そんな商品のプレゼンまでして、『じゃあなんで今起業しないの?』きっと面接官はこう言います。こういう質問得意です。面接官のテンプレです。 確かに出来ないことはないです。学生で起業する人もいます。でも慎重にやるのも大事です。個人的にはいきなり起業するのはおすすめしません。
起業するのは資金も必要ですし、実際の仕事も経験しておきたいです。今すぐに起業はなかなか難しいです。 凄いアイデアがあっても待ったほうが良いです。経験のほうが大事だと思います。特に上司が嫌いで辞める人は多いので、上下関係の接し方はサラリーマンを経験して学んでおきたいところです。
ちなみに、資金は起業支援の援助があるので、なくても大丈夫といえば大丈夫です。でも制約が厳しいです。社会貢献度が必要です。 せっかく起業して面白いことをしようと思っているのに、資金援助の制度を利用するとガチガチのつまらない会社にしなければなりません。私だったら自分で資金は貯めたいです。
面接官の『じゃあなんで今起業しないの?』という質問はちょっと考えが甘いです。『コイツわかってないな』と思ってカチンときますが、ただの質問のテンプレです。面接官も分かっています。 揺さぶっているだけです。会話がしたいだけです。当たり前のことを答えれば大丈夫です。
おさらい
- 報酬だけ約束して欲しい。
- サラリーマンよりは企業家のほうが優秀。
- 起業したいと言うつもりなら本気になる。
- 起業しに来たわけではない。
- 前回・教えるのは仕事じゃない
- ここ・起業したい
- 次回・アイデアはいくらでも沸く