企業はしっかりしてる人が欲しい - 就活オバケの就職活動攻略メモ

企業はしっかりしてる人が欲しい

自分のことは自分でやる

前回、協調性のある人を企業は欲しがる傾向があると言いました。協調性がある人が会社に都合が良いです。文句を言わずに言うことを聞く人が大量に欲しいです。 できれば『個人で優秀な人』も何人かは欲しいのですけど、大量に雇った協調性がある人の中から何人か成長してもらえば十分です。大量に雇うなら個人プレーよりチームプレーです。

『でもお前そんなお前、人のためにやってられるかよお前。自分のことぐらい自分でやれよお前。お前甘えてんじゃねーよお前。面倒見きれねーよお前。』そうかもしれない。じゃあそれで。 というかその通りです。正しいです。『人を助けようとする人』が欲しいけど、『人に助けられようとする人』は要りません。

欲しい人材は『自分のことは当然出来て、さらに人を助けようとする人』です。協調性は一方通行でいいのです。会社を助けてくれさえすればいいのです。会社からの援助は期待しなくてもいいのです。片方だけなので楽チンです。 企業は『自分のことは自分で出来る。しっかりしてる人。』が欲しいです。

手伝いたい人には手伝わせてあげる

でもせっかく手を伸ばしているのに、その手をはたかれるのも不快です。『援助を受けちゃいけない』というわけではありません。手伝いたい人には手伝わせてあげましょう。それも一つの協調性です。

面接で協調性を重視しているわけなので、きっと入社した社員全員協調性があります。あなたが困っていると声をかけてくるでしょう。自分で出来そうなことでもあえて頼ったりしてみましょう。 むやみに断って相手を不快にさせると、本当に困ったときに助けてくれないかもしれません。いわゆるオオカミ少年です。

嘘です。別に社会人でも協調性がある人はそんなにいません。進んで人を助けようとする人は一握りです。 企業は協調性を重視していますが、みんな面接では嘘をついています。いわゆるオオカミ少年です。

本当に困ったときには助けてくれない

ちなみに、『本当に困ったとき』には誰も助けてくれません。多少協調性が高い人でも、大ピンチのときには助けてくれません。 これは覚えておきましょう。なぜかというと、『人は簡単なことだけしか手伝わない』からです。 本当に困ったときに残っている問題は『難問』です。手伝おうと思っても手伝えません。難しいからです。難しいから最後の手段で人に頼るのです。

そういうときに頼られると、『自分のことは自分でやれ』って言っちゃいますね。『甘えるな』って言っちゃいますね。簡単なことならどんどん手伝って、何でもバッチコイなんですけど。 本当に困ったときの難問を頼られると、手伝おうと思っても手伝えません。人に頼るやつが悪いことにして逃げねばなりません。

ここは差をつけるチャンスです。他人が抱えている問題は、難問ほど親身になってあげましょう。解決しないと自分がピンチの勢いで取り組みましょう。そんな頼りがいのある人がしっかりした人です。 そしてむしろ簡単なことは手伝わなくていいです。それくらい自分でやらせてください。

しっかりものアピール

じゃあ、『しっかりした人』を企業は重視しているということで、そのあたりも上手くアピールして行きたいところです。それでどうしましょう。急にそんなこと言われてもなぁ・・・。アピールのしかたが思いつかないなぁ・・・。 頼りないですね。しっかりしてください。

とりあえず『マナーがしっかり』していればいいのではないかと思います。遅刻しないで清潔にして敬語を使いましょう。その程度でアピールできます。調べないと分からないマナーだってあります。 社会人の常識も大学生なら知らない可能性があります。社会人の常識を事前に調べていればしっかりものです。

受け答えもハキハキしましょう。『好きな食べ物は?』『えーと・・・急に言われても・・・。』それくらいすぐ答えましょう。もうカツ丼でいいじゃないですか。簡単な質問がサッと答えられないと頼りないです。 好きな映画、好きな音楽、好きな部族、好きな時代。簡単な質問にすぐ答える練習もしておきましょう。

バイトと部活と勉強が両立できるとしっかりしていそうです。学級委員もしっかりしていそうです。マネージャーもしっかりしていそうです。 業務に必要な資格を事前に取得しているとしっかりしていそうです。兄弟が多い長男はしっかりしていそうです。




おさらい

  • 社員の何人かが成長してもらえば十分。
  • 会社を助けてくれさえすればいい。
  • 他人が抱えている問題は難問ほど親身になる。
  • 簡単な質問にはすぐ答える。