アスペルガー症候群でも就職できる
アスペルガー症候群
前回、コミュニケーション能力を上げる話をする前に、自分がコミュニケーション障害かどうかのチェックをしましょうという話をしました。本物の病気の場合は対処法が違います。最初にコミュ障判別は重要です。 それでここから先はそのチェックはパスしたとして話を続けようと思います。まぁ本物のコミュ障ってそう簡単にはいないです。
会話がまともに出来ない人の大半は『人見知り』か『アスペルガー症候群』、いわゆるアスペです。 両方ともコミュ障ではありません。正常です。嘘です。正常ではないです。アスペは病気です。アスペも人見知りも人生はハードモードです。ですがまだ詰んでいません。クリア可能です。 ということで今回は『アスペルガー症候群』の話です。
アスペルガー症候群とは
簡単にアスペを説明すると、『一から十まで説明しないと分かってくれない人』のことです。
『面接では遅刻に注意して』と言われても何を注意すればいいか分からない人がアスペです。 『寝坊しないように早く就寝して、迷子にならないように事前調査して、トラブルが起きてもいいように早めに家を出なさい。』と、みなまで言わないと分からない人がアスペです。
でも厳密に言うと、これの重度の人がアスペです。軽度の人は世の中にたくさんいます。 ミスリードの勘違いぐらい誰でもあります。一から十まで説明しないと分からないときぐらい誰でもあります。それの酷過ぎる人がアスペです。
アスペでも就職できる
みなまで言わないと分からないのがアスペなので、もちろんコミュニケーション能力は低いです。ですが面接は突破できます。自分がアスペであることは簡単にはバレません。 なぜなら『面接官が一から十まで説明するから』です。面接官の説明は丁寧です。アスペに優しいです。面接官のコミュ力の高さが裏目に出ています。
全部説明さえしてもらえれば正常な人と変わりません。アスペの人も普通に内定を取ります。面接官がアスペを見抜けないことがあるのです。 面接官どころか自分がアスペであることを就職してから気づく人もいます。『なんで俺こんなに仕事が出来ないんだろう・・・』ここではじめて気づく人は多いです。 それくらいアスペは日常生活に支障はないです。支障があるのは社会に出てからです。
だからアスペでも就職は出来ます。人見知りよりよっぽど楽です。面接官からすると『人見知りがコミュ障に見えて、アスペが正常に見える』場合が多いです。 そしてもちろんアスペでも仕事は普通に出来ます。と言いたいところですが。普通ではないです。おそらくトラブルメーカーになります。
就職できるが仕事がきつい
面接では面接官のコミュ力のおかげでなんとか内定までは到達できますが、仕事で1から10まで毎回説明をされることはありません。 アスペがサラリーマンになってしまうと大変です。仕事が出来ない子ちゃんにはなると思います。覚悟をしましょう。毎日課長に怒られます。相当辛いです。
ちなみに人見知りは逆です。面接ではコミュ障と思われて落ちまくりますが、内定がもらえてしまえばこっちのもんです。 会社に慣れたらもう普通の人です。コミュ力も普通です。仕事も普通に出来ることでしょう。
アスペを自覚する
対策としては、アスペの人は自覚をしておきましょう。社会に出る前にチェックしておきましょう。アスペ診断はネットで探せばいっぱいあります。 もしアスペなら就職活動で上場企業を狙ってもクビになるだけです。サラリーマンで出世は難しいです。厳しい面接を突破した努力が無駄になります。
そんなアスペに朗報です。アスペはデメリットだけの病気とは違います。だから障害者に認定されていないのです。アスペには『アスペじゃない人よりも優れている点』があるのです。 それは、ズバリ・・・『アスペは興味がある分野には驚異的な記憶力・集中力・想像力がある。』これです。いわゆる天才タイプです。
だから理想を言うとしたら、まずは仕事がマニュアル化された中小企業に一旦就職して、小説家などを目指すのがいいと思います。 でも小説家などで成功する者は一握りなので、仕事がぬるいマニュアル化された中小企業の中でも少しはいいところを探しましょう。そこで一生働く可能性もあります。
おさらい
- アスペも人見知りも人生はハードモード。クリア可能だ。
- 面接官はアスペに優しい。
- アスペであることは社会に出てから気づく。
- アスペはデメリットだけの病気とは違う。
- 前回・コミュ障を判定する
- ここ・アスペでも就職できる
- 次回・コミュ力が高いとは