折衝スキル
折衝スキル
前回、コミュニケーション能力は仕事に関係ない。無駄なスキルだ。でも面接で有利なので身につけましょう。という話をしました。 ところがどっこい。大間違いです。はっきり言って『コミュ力が無い人の言い訳』にしか聞こえません。というのも。実はですね、コミュニケーション能力の派生に『折衝スキル』というものがあります。
折衝とは『交渉・取引』のことです。話術で相手の優位に立って交渉し、なるだけ高い金額で契約を取り付ける技です。 たとえ、間違いを犯しても、自分の非は認めずに言い訳で逃れる技です。それが折衝スキルです。ビジネスマンに必須スキルです。これがない人に取引をさせると会社がつぶれます。
折衝スキルとコミュ力は反対
コミュ力は『誰とでも楽しく話せる能力』じゃないですか。コミュ力が高いと人気者です。みんなから好かれます。ですが折衝スキルが高い人は嫌われ者です。いい死に方をしません。 嫌なやつです。会話をすると毎回『ぐぬぬっ・・・』ってなります。
つまり、『折衝スキルとコミュ力は、同時に発動出来ないスキル』なのです。これが謎の真相です。だってサラリーマンがみんなコミュ力低いわけが無いじゃないですか。 コミュ力は最重要項目として面接で審査されているんですよ。別にコミュ力が低いわけじゃないのです。折衝スキルが邪魔をしているのです。
折衝スキルを身につけてコミュ力が高くなったと錯覚している
折衝スキルがあれば『話が得意な人』です。これは間違いないです。なので、『コミュ力が高くなった』と勘違いしている人が多いです。折衝なんて交渉のときだけやるべきです。普段からやっても嫌われるだけなのに。 折衝が決まれば気持ち良いので感覚が麻痺しています。折衝スキルを身につけてコミュ力が高くなったと錯覚しているのです。
だから違いが分かる人になりましょう。みんなに差をつけられます。 『普段は高いコミュ力で人気者になり、取引では仕事で必要な折衝スキルをビシッと決める。』そういう人を目指しましょう。
取引の基本はお互い得をすること
ここで終わってしまうと語弊があるので、最後に少し補足します。取引の基本は『お互いが得をすること』です。本当は折衝スキルが高くて相手に嫌われてはダメです。 『相手に勝ったら取引失敗』です。取引では片方が損をしたらダメです。仲が悪くなって次の取引に影響が出ます。
『お互いが得をすれば100ずつ利益がある。』これが理想なのですが。現実は上手くいきません。相手を負かそうとするからです。片方が120取ろうとします。 すると戦いが始まり、勝ち負けが決まり、勝ちが80、負けが60ぐらいになります。これが今の現実です。でも戦わなければ60になってしまう。80を目指して戦うしかないのです。
ただし、『簡単に代替品がない商品』ってありますよね。携帯会社の受付の対応が気に入らないからと言って、すぐに他社に乗り換え出来ませんよね。 なるだけ乗り換えしたくない、出来れば相手に謝って欲しい。そういうときは客に嫌われてもいいです。その後に影響しません。折衝の見せどころです。
他社乗り換えなんて簡単にしないので強気で行けます。腕があれば一方的に負かすことが可能です。 代替品がない商品を扱っているビジネスマンには気をつけましょう。たまに悪い奴がいます。
おさらい
- 折衝スキルがない人に取引をさせると会社がつぶれる。
- 面接で審査されているのにコミュ力低いわけがない。
- 相手に勝ったら取引失敗。
- 代替品がない商品を扱っているビジネスマンにはたまに悪い奴がいる。
- 前回・コミュ力は無駄スキル
- ここ・折衝スキル
- 次回・コミュ力だけで大成功できる