精神年齢の低下が年々ひどくなっている
相手がひるんだ隙に追い討ちをかける
前回、年をとっても大人にならないという話をしました。『年齢に依存するわけではない、人生のイベントに依存するのだ』と言いました。 だからやっぱり年を取ってる人の方がいつの間にか大人になっている可能性は高いです。結局意味が無い議論でした。
そしてさらにここで追い討ちをかけます。相手がひるんだその隙を突いて止めを刺すわけです。ここがチャンスです。かぶせるなら今しかない。 『年を取ってる人の方が大人だ』という根拠がもう一つあるので、間髪いれずにぶち込もうと思います。
それはズバリ、『精神年齢の低下』です。年々ひどくなって来ています。ゆとり世代の例もあります。『昔の人の方が大人』だという事実があります。
精神年齢の低下
大人の方が新聞を読む人が多いじゃないですか。でも大人になったら新聞を読むようになるわけじゃないと言いました。新聞を読む大人は子供の頃から新聞を読んでいると言いました。
じゃあなんで大人の方が新聞を読む人が多いのでしょう。それが『精神年齢の低下』です。
昔の人は娯楽が少なかったからです。20年さかのぼればインターネットがありません。さらに20年さかのぼればテレビゲームがありません。どんどんさかのぼればテレビが無くて漫画が無いです。 新聞を読むしかないのですよ。それしかないなら読むでしょう。それが真相です。
それだけではありません。昔の人の方がしっかりしています。目覚ましが無くても起きられます。エアコンが無くても過ごせます。学校も体罰ありで厳しいです。それを乗り越えて大人になっています。
昔の人の方が大人
武士は12歳で元服していたのです。12歳でもう大人です。世の中の精神年齢はどんどん低下していっています。 『あなたが20歳のころ』と『あなたが40歳のころ』とでは精神年齢はほとんど変わりませんが、『今20歳の人』と『今40歳の人が20歳だったころ』を比べると、後者のほうが精神年齢が高いのです。
さらに『武士が20歳のころ』のほうが精神年齢はもっと高いです。だから昔の人の方が大人なのです。年を取ったら大人になるわけではありません。育った時代によって精神年齢が違うのです。 だから年上の方が大人です。面接官の方が大人です。間違いないです。見下すなんてとんでもない。
世の中便利になったことの副作用
精神年齢の低下は世の中が便利になったことの副作用です。でも悪いことではありません。だって『世の中が便利になっている』から。 悪いのは『順応できてないこと』です。『副作用が想定できずに便利になったこと』です。『副作用ありきの社会が作れなかったこと』です。科学を否定してはいけない。無責任な大人が悪い。
おさらい
- 昔の人は娯楽が少なかった。
- 娯楽が新聞しかないなら誰でも読む。
- 武士は12歳で元服。
- 科学を否定してはいけない。
- 前回・年をとっても大人にならない
- ここ・精神年齢の低下
- 次回・知らない人が怖い