企業は将来性より即戦力が欲しい - 就活オバケの就職活動攻略メモ

企業は将来性より即戦力が欲しい

即戦力が欲しい

前回、人見知りのほうが将来性があるという話をしました。ただの負け惜しみなんですが。ただの愚痴です。それぐらい言わせてください。 まぁ、これから悲惨な就職活動が始まる人見知りの方が、少しでも自信を持つように言った気休めです。『人見知りは短所ではない。』自信を持ちましょう。

極論ではありますが無視出来ないことです。ビートたけしも言ってましたし。『緊張しないやつが伸びるわけがない』と。当てはまるケースは多いです。 企業も、もうちょっと人見知りのほうから人材を探す努力をしたほうがよさそうなものです。難しいですけど。『将来性のある人見知りの判断基準』が確立できていないので。

と、思うじゃないですか。ところがどっこい。実は人材を探す場合に『将来性』ってあんまり重視していないです。『将来性』より『即戦力』を採用した方が明らかに有利です。 企業が人見知りを門前払いにするのはちゃんと理にかなっているのです。今回はその辺りを詳しく考察していきましょう。

将来性なんて見抜けない

やはり一番の理由は『どうやったって将来性なんて見抜けない』ことです。面接時と入社後の社員の性格のギャップは酷いもんです。いつの時代もずっとボロボロです。

『期待はずれ』と『期待以上』が大半を占めています。環境が変わると生活が崩れる人はたくさんいるじゃないですか。

良い大学に入って中退する人もたくさんいるじゃないですか。高校まで真面目だったはずです。そうじゃないと良い大学には受からないから。 社会人になると一気にお金持ちになるので変動はもっと激しいです。そんなのただサラリーマンである面接官には絶対読めません。

『将来性がある人がそのまま伸びるとは限らない。』だったら即戦力です。それ以上伸びなくてもいいので面接時に素晴らしい人を雇ったほうがマシです。

伸びすぎたら辞める

また、優秀な人はそのうち会社を辞めます。転職すれば給料はほぼ上がります。独立をする人もいるでしょう。 同じ会社で個人が伸びた分だけ給料が上がることはほぼありません。年功序列です。将来性がある人は最初の会社で必ず満足しません。

例え優秀でも『いつかやめる可能性が高い人』を雇いたいですかという話です。せっかく育てたのに伸びた頃に会社を辞めていきます。完全に赤字です。 だったら即戦力です。それ以上伸びなくてもいいので入社初日から会社に貢献できる人を雇ったほうがマシです。

将来性は釣りエサ

だから求人情報に『未経験歓迎で将来性を重視して育てるつもりです』と書いてあるのは嘘です。コレもう言いきっちゃいます。 最初から優秀な人でも『企業の支援はあるに越したこと無い』じゃないですか。 だから『将来性重視!』を公表するだけで求人が集まります。即戦力の人も問題なく集まります。そこから企業は即戦力を選ぶだけです。騙されないように。




おさらい

  • 緊張しないやつが伸びるわけがない。
  • 環境が変わると生活が崩れる。
  • 将来性がある人がそのまま伸びるとは限らない。
  • 最初から優秀な人でも企業の支援はあるに越したこと無い。