人見知りは将来性がある - 就活オバケの就職活動攻略メモ

人見知りは将来性がある

コミュ障と人見知りは判断できない

前回、人見知りは悲惨だといいました。きっと面接で落ちまくることでしょう。ですが、分かって欲しいのは、『人見知りはコミュ障ではない』ということです。 コミュ障とは『言っていることが分からない人』のことです。人見知りとは『はじめて会った人とまともにしゃべれない人』のことです。大分違います。

人見知りでも説明が上手な人はたくさんいます。人見知りでも面白トークで会話を盛り上げる人はたくさんいます。 ただ、『はじめて会った人とまともにしゃべれない』だけです。入社して一週間もすれば流暢にしゃべります。コミュ障は仲良くなって口数が増えてもずっと何を言ってるか分かりません。

でもそれが『面接官に判断できない』ので悲惨です。面接官どころかどんな人でも判断出来ません。心理学が現代病に追いついていないのです。 コミュ障と人見知りは第一印象がまったく同じです。人見知りは気合入れて就職活動をしないと、コミュ障と間違われてコミュ障ばっかりの職場になってしまいます。頑張りましょう。

人見知りは将来性がある

しかしながら、人見知りをしない人より、人見知りをする人のほうが将来性があります。人見知りは実は能力が高いです。これは事実です。もちろん統計的にですが。例外はあります。

『人見知りでコミュ障』という最悪のパターンもあります。このパターンはどうしようもないです。サラリーマンは諦めたほうがいいかも。カウンセラーに相談して。

おそらく人見知りのほうが『最終的な』コミュニケーション能力は高いです。『初期値』が悲惨ですけど。 大きな理由は2つです。『人見知りは緊張しないように頑張る』ことと『人に気を使うのが人見知り』ということです。詳しく説明します。

緊張しないように頑張る

人見知りは本番で100%の力が発揮できないわけなので、常に準備を怠りません。毎回緊張して失敗し続けるので、向上心が絶えることがありません。 一生満足できる仕事が出来ません。一生頑張らないといけません。

人見知りしない人はぶっつけ本番でなんとかするので準備は適当です。そして毎回仕事に大満足です。実力以上の結果が出せます。毎回大成功です。反省する必要も無い。すぐに祝杯です。 それが一生続くので将来性で言えばかなりの差が出てきます。

それに人見知りは仲良くなればしゃべれるようになるので、そのうち100%の力が発揮できるようになります。入社して一週間で化けます。 人見知りしない人は面接したときが最大値です。もう伸びません。極端に言うとね。ちょっと言い過ぎました。

人に気を使うのが人見知り

人見知りが人見知りである最大の理由が、『人に気を使うことです。』 ウケないジョークは決して言えません。何が地雷かわからないので初対面で思い切ったことが言えません。 ウケなくてもおかまいなしで自分だけ笑ってるのが人見知りをしない人です。怒らせたら怒らせたで気にしないのが人見知りをしない人です。

人見知りの人は『何をしゃべっていいか分からない』とよく言いますが、本当は違います。『何がウケるか分からない』が正解です。 そこに人見知りをしない人が『なんでもいいよ。趣味とか聞けば?』とか言う無責任なアドバイスをするのが腹立たしい。

本当の悩みは『何がウケるか分からない』です。そしてそんなもん初対面で誰も分からないです。そこにアドバイスできる神経が凄い。ホント何も考えてないのね。

人見知りは治さなくてもいい

ある日突然、『人見知りがしゃべるようになった』ということは分析完了です。その人にウケる話が分かったからしゃべりだすのです。人見知りの方がしゃべってみると面白いことが多いです。 もちろん人見知りで面白くない人もいますけど。統計的な話です。

人見知りはある意味長所です。無理して治す必要は無いかと思います。面接までは相当辛いですが、入社してしまえばこっちのもんです。いつか人見知りの長所が活かせることでしょう。 でもコミュ障は完璧な短所です。コミュ障は治しましょう。カウンセラーに相談して。

だからまとめると

  1. 『人見知りするコミュ力あり』
  2. 『人見知りしないコミュ力あり』
  3. 『人見知りしないコミュ障』
  4. 『人見知りするコミュ障』

優れているのはこの順番です。ただし面接で、『1.人見知りするコミュ力あり』と『4.人見知りするコミュ障』の区別がつかないので、この事実を知っていても意味ないです。 面接では『2.人見知りしないコミュ力あり』を探すのが簡単です。企業はここを狙います。『最高は諦めて最悪を回避』です。無難が一番。




おさらい

  • 人見知りはコミュ障ではない。
  • 心理学が現代病に追いついていない。
  • 人見知りしない人は面接したときが最大値。
  • 最高は諦めて最悪を回避。