ネガティブな理由で転職したい - 就活オバケの就職活動攻略メモ

日本は多数決の国

前回までで、いくつか転職理由を見て来ましたが、ここまでがいわゆる『立派な転職理由』です。『もっと高度なやりたいことがある。会社の将来性が不安だ。』 こういう理由なら仕事に前向きで立派です。転職活動も簡単ではありません。働きながら面接をして、それでまた業務経験リセットかもしれないのに立派です。

その時点で優秀すぎます。これはもう『あなたの要望に答えられない企業が悪い』と言わざるを得ない。と言いたい所ですが、難しいところです。特別扱いは危険です。 なぜなら『何もしないで文句ばっかり言う人』が世の中一番多いから。優秀な人を特別扱いするとそいつらが不公平を唱えだします。

数を敵に回してしまいます。日本は多数決の国なので数を敵に回すとまず勝てません。不当な主張でも署名が集まれば勝てます。そしてストライキが起きます。 嘘です。日本はストライキが少ない国です。なかなかそこまでしません。陰湿な嫌がらせをする程度です。

ネガティブな理由で転職したい

でもストライキの話はどうでもいいです。あと日本でストライキが起きないこともないです。最近すき家のストライキがあったような。結局なかったような。

それで、ここまでの転職理由の人はいいのです。なぜなら立派な人だから。どうにかなるでしょう。問題はここからです。いわゆる『ネガティブな理由で転職したい人』です。 『残業が多くて辞めたい』とか。『陰湿な嫌がらせを受けてつらい』とか。そういう人です。

企業からしてもそんな理由で弊社に逃げてこられても困ります。明らかに面倒くさい人材です。何もしないで文句だけ言って最後逃げる人に見えます。

だからと言って戦えない

でも私には、『ネガティブな理由なら転職するな』とは言えません。それは誰かが言うでしょう。お兄ちゃんにでも相談してみるといい。 『本当はお前に原因があるんじゃないのか？甘えるな！』とか言ってくれます。そっちはお兄ちゃんに任せます。

私はお兄ちゃんがやらないほうを担当します。要は『だからと言って戦えない』という話です。そりゃお兄ちゃんは長男だからしっかりしてますよ。弟妹が同じことできると思うなよ。 ここは逃げの一手だ。というか逃げではない。戦場を変えるのだ。確かに自分に原因があるかもしれない。次の職場も同じことが起きるかもしれない。

だが四面楚歌のこの戦場で戦うより、次の戦場で仲間集めからはじめたほうが楽かもしれない。一旦リセットして前回の失敗を踏まえて、次は上手に立ち回ろうとするほうが楽かもしれない。 そういう作戦だってあるのだ。しっかりもののお兄ちゃんには思いつかない作戦だ。しっかりしてることがあだになっています。こういうこともあるのです。

転職理由の変換

ネガティブな転職理由をそのまま言っても落ちます。変換が必要です。本音は違っても立派な理由に変えましょう。 みなさんそういうの得意なはずです。そうやって内定をもぎ取ったはずです。就職活動の志望動機と同じです。ようやく転職活動っぽくなってきました。

やっぱ職探しはこうじゃないと。面接官との血で血を洗う抗争の日々。はたして志望動機は本当に存在するのか。胃をキリキリさせたあの質問の嵐。 いよいよです。開戦は近い。詳細は次からにします。