働きながら転職活動体験談 - 就活オバケの就職活動攻略メモ

まだ何も始まっちゃいない

前回、心霊スポット攻略の話をしました。これで転職活動中に心霊スポットに迷い込んでしまっても無事に帰れます。これで一安心です。 あなたの転職を妨げる脅威をまた一つ退けました。やはり転職活動攻略サイトはこうじゃないと。もう転職が成功したも同然だ。

と、思うじゃないですか。ハッキリ言って全然ダメです。何が一安心ですか。だってまだ『心霊スポットから無事に帰ってこれるようになった』だけです。 まだ何も始まっちゃいない。安心するのはまだ早い。戦いはこれからだ。

例えるとしたら『洗濯機を買いに電気屋さんに行こう』とするじゃないですか。『帰りに焼肉を食べる予定なので昼はパン一個で済まそう』 このレベルです。進んだ距離はこの程度です。２メートルぐらいです。まだ洗濯機について何も語っていません。

働きながら転職活動の体験談

なので次は洗濯機を解説します。洗濯機にも種類があります。欲しい洗濯機を事前にある程度決めておくと買い物がスムーズに出来ます。という話ではない。転職に話を戻します。

今回はズバリ『働きながら転職活動の体験談』です。しかも失敗談です。私は失敗談を一つ持っているのでこの話をせずにいられない。

失敗のポイントが分かれば役に立つので失敗談で問題ないです。成功例はネットを探せばどこかに書いてあります。 基本的に『商品は成功例で売ろうとする』ので、創作の成功例がたくさん見つかるはずです。

全ての厄災がいっぺんに襲来して転職を決意

私が勤めていた会社がいわゆる経営不振になりました。給料が下がって、サービス残業が増えて、社長が事務所に乗り込んできてガミガミ怒るようになりました。 末期です。全ての厄災がいっぺんに襲来しました。会社にいるのがとても辛いです。

『今月から給料下げるから』と社長が頭を下げてもくれない。『言っておくけど社長の俺の給料を最低賃金の１８万にしたからなっ！』みたいな。そんなの知らんし。 クズの説得法です。『お前よりもっと辛いやつがいる』みたいな。こういう台詞に騙されないように。『他人は関係ない』と言えるようになりましょう。

まだ土下座して欲しかった。私は結構人情に厚いほうなので。社会人としての協調性が身についています。お願いされたら快く承諾しなくもない。 ですが、この『クズの説得法』をされたので辞める決心がつきました。『しかたないですね』と言って反論せずにその日から転職活動開始です、

多忙な時期と重なった

そんな会社つぶれればいいのに社長は必死になるじゃないですか。仕事が終わっても帰宅を許さないんですよね。 『余った時間はなんか金儲けの算段する会議をしろ』みたいな。毎日終電まで会社にいないと怒るし、休日もなしです。 休日に社長の講演会です。『お前らそんなんじゃダメだ！』という説教を聞かされます。

そして私はすでに速攻で転職の企業を探しています。あっという間に面接の約束が８件です。これも失敗なんですよ。そんなに書類選考が通ると思わんかった。 まぁそこそこの大学を出て、ちょいムズの資格も取っていたからね。考えが甘かったようです。

そしてそのまま何の準備もなく面接です。履歴書を仕事中に直前ギリギリにかろうじて書きました。 『入社後にやりたいことはありますか？』と聞かれて何もなしです。『えーと・・・マネージャー目指したいです』みたいなこと言いました。あんまり覚えてないです。根拠もなく一言でした。

『あなたにとってマネージャーとは？』　と聞かれました。そんなの知らんし。そもそもマネージャーになりたいとも思ってないし。『かっこつけた質問するなぁ・・・』と思いました。 『持論を他人に無理矢理聞くっておかしいだろ？』と思いました、『持論は持っている人が自ら言うことだろ』と思いました。 頑張って説明しようとして途中で諦めた気がする。本当にマネージャーが何か分からんかった。

もう一社受けて、同じ結果になりまして『これはもう無理だ』と思いました。残りの面接全部断りました。完全に時期が悪い。もう少し待ったほうがよかった。 実際、もう少し待つと社長の熱も少し冷めて時間が出来ました。じじいなので息切れしたようです。 そう考えると給料を下げられたときにもう少し反論すればよかった。