職歴がない人の職務経歴書
職務経歴書は企業選びの前に書いておく
前回、転職の職務経歴書の話をしました。今までの業務を詳しく書くだけです。自伝を書く勢いで書きましょう。 分かりやすい資料が書けない人は戦力になりません。客に商品を売る勢いで書きましょう。自己アピール欄も作ってたくさん書きましょう。
だから履歴書のほうの自己アピール欄は小さくしていいです。特技も趣味も必死に書く必要ありません。 中途採用に必要なのは前職の業績です。自作の職務経歴書を頑張りましょう。5ページぐらい書いていいです。
企業選びの前に書いておいたほうがいいかもしれません。『職務経歴書を送ってください』と言われてから5ページの資料作成は大変です。 一ヶ月前に書いておきましょう。『職務経歴書を送ってください』と言われてから企業に合わせて修正です。
職歴がない人の職務経歴書
それで職務経歴書の話は終わりかと思いきや、本番はここからです。ここまでは『職歴がある人に職歴を書きなさい』と言っただけです。
こんなの何のアドバイスでもありません。業績があってそれを書くだけです。何も難しくない。問題はここからだ。大変なのは『職歴がない人の職務経歴書』です。
要はニートです。もしくはフリーターです。でもフリーターは職歴があります。アルバイトの職歴を書けばいいです。卒業してからやった仕事を全部書けばいいです。 仕事は仕事です。利益が出ないとクビになります。立派に業績があるはずです。堂々とアピールしましょう。
でも職歴無しのニートはそうはいかない。だって書くことないからね。見事に職歴なしです。資料作成のセンスに自信があっても書くことがありません。アピールチャンスが一つ消えました。
職歴がないなら職務経歴書は書かなくてもいい
中途採用なら必ず『職務経歴書を持って来てください』と言われます。職歴なしは『職歴なし』と書くだけなのか。資源の無駄ではないのか。貧乏性にはつらいところ。 心配な人もいるでしょう。その答えはズバリ『資源の無駄』です。書かなくていいです。
先に電話で聞けばいいです。ハローワークだったら職員に聞けばいいです。『見事に職歴ありません。バイトも一切していません。』と言えばいいです。 すると『書かなくてもいい』と言われます。『履歴書だけでいいです』と言われます。それで書かなくてもいいです。
もしくはその時点で審査落ちです。ですがそういう企業なら『職歴なしの職務経歴書』を送っても審査落ちしています。同じ結果です。 資源の無駄を回避できます。時間の無駄も回避できます。一石二鳥とはこのことだ。聞いてよかった。
きっと書類選考に落ちまくると思います。その数打ちゃ当たる状態で『職歴なしの職務経歴書』を送り続けるのは資源の無駄です。 『職歴はありませんが必要ですか?』とちゃんと確認しましょう。そっちのほうが地球に優しいです。
空白期間に何をやっていたか
そして数打ちゃ当たるでいつか面接にたどり着くと思います。来るもの拒まずの企業が必ずあります。絶対落とさない企業があります。 私も2社知っています。本当に職に困っている人と知り合いになったら教えてあげたい。 履歴書をを折り曲げて持ってきた人にも内定を出していました。面接で説教していましたけど内定です。
面接にたどり着いたら『空白期間の説明』です。職歴無しの人はここが全てです。職歴が無い分をここでアピールです。 『何もやっていない』などとは言ってはいけません。『御社の仕事に役に立つ知識の取得をしていた』 どうにかしてここにたどり着かせましょう。
私だったら『やりたい仕事が何もなかった』からはじめます。『面接はたまに受けたけどやはり熱意がなくて受かる気がしなかった』みたいな。 で、『○○がきっかけでこの業界に興味を持って、ついに本気です』みたいな。『今○○の勉強をしています。』みたいな。
職歴なしで面接まで来ている時点で素晴らしい人材には期待していません。そこはきっと来るもの拒まずの企業です。 無難なことを堂々とハッキリ言えればいいんじゃないかと思います。かっこつけて余計な事を言うのが一番危険です。『切羽詰って必死です。やる気に満ち溢れています。』と訴えましょう
おさらい
- フリーターは職歴がある。
- 資料作成のセンスに自信があっても職歴がなければアピールできない。
- 来るもの拒まずの企業が必ずある。
- 職歴なしで面接まで来ている時点で素晴らしい人材には期待していない。
- 前回・転職の職務経歴書
- ここ・職歴がない
- 次回・転職の志望動機