ブラック企業は見抜けない - 就活オバケの就職活動攻略メモ

ブラック企業は見抜けない

最初に言っておきたい事

今から、企業選びのポイントの話を始めるわけですが、最初に言っておきたい事があります。大事なことです。これは前提条件です。 これを知らないと全てが台無しです。例えば『残業が多いか確認してください』等を聞く前の話です。

もしここで大事な話をする前に、あえていらない例え話をするとしたら、例えば、頑固オヤジのラーメン屋があるとするじゃないですか。 そのお店では『10秒以内に注文しないと怒られるぞ』、『スープを飲む前にコショウを入れると怒られるぞ』、『途中で水を飲むと怒られるぞ』。 ルールが厳しいとするじゃないですか。

だからポイントを覚えて食べに行くわけですよ。すると先月つぶれていました。これくらい悲惨です。 これくらいの前提条件です。お店がまだ営業しているかレベルの前提条件です。

『ラーメン屋はつぶれて、チェーン店のカレー屋が建っていました。』これくらい悲惨です。 『幸い行ったことがあるチェーン店だったので、10秒以内に注文はしておきました。』そういうこともあります。情報がまるっきり役に立たないことはないです。

ブラック企業もわかってる

その前提条件とは、ズバリ、『ブラック企業を見抜くポイントはブラック企業も知っています。』 誰よりも詳しいです。ブラックのプロです。この事実を知っておかないと大変です。

ブラック企業は都合の悪いことは当然隠してきます。嘘もつきます。 『残業代は基本出す。』と言っておいて。いざ入社すると全て基本を外れた例外パターンで残業代は出ません。

『残業代は全額支給。』と言っておいて。『今年は赤字なので我慢してください』と言われます。その後も毎年赤字です。 『残業代は全額支給。』と言っておいて。勝手に基本給の一部を残業代に書き換えた明細を渡されます。

『面接で企業にたくさん質問したけど、どうやら優良物件で間違いなさそうだ。よし、入社しよう!』 すると3月後半に連絡が来て『諸事情で内定取り消しです。申し訳ありません。責任を感じているので子会社にならなんとか押し込めます。』子会社はブラックです。

ここまでくれば訴えてもいいレベルだとは思いますが、就職活動が辛かった人はまず折れます。また一から就職活動をしたくないです。 だからその辺りも考慮して、折れそうなダメ人間っぽい人に嘘をついて、訴えそうな人には真実を言ったりします。 どうせ社員はすぐ欝になって辞めるので、別に優秀な人にはこだわりません。頑固オヤジほどこだわりはありません。

ブラック企業は見抜けない

ですからまあブラックを上手に隠します。会社説明会もパンフレットも都合の悪いところは全消しです。質問をしても嘘をつきます。対策バッチリです。その質問待ってました。 あなたも嘘を並べて面接に望む予定じゃないですか。面接官も同じ気持ちです。そして面接官のほうがはるかに上手です。

何年ブラック企業の面接官をやっていると思ってるんですか。そんなもんごまかすぐらい余裕です。 ネットで調べた程度の『ブラック企業の見抜きかた』の情報なら事前に対策を練っています。逆に超ホワイトと思わせてやるぜ。

ですが、さすがに有名企業が露骨な嘘はつかないと思います。細かい嘘はあると思いますが。給料さえ高ければ忙しいことがバレても問題ないので。 気をつけるのは中小です。無名な中小ブラック企業は簡単には見抜けないことを覚えておきましょう。ネットで調べたブラック判定法は全てブラック企業は対策済みです。




おさらい

  • 情報がまるっきり役に立たないことはない。
  • ブラック企業は嘘をつく。
  • 就職活動が辛いと理不尽にも折れる。
  • 面接官のほうがはるかに上手。