転職エージェントは職歴なしニートやフリーターも登録できる
利益優先ならニートは断るべき
前回、転職エージェントの登録対象者の話をしました。『中途採用全般』で『仕事が紹介できない人』と『やる気がない人』がアウトです。 なのでニートやフリーターの初就職でも使えます。『転職オンリー』じゃないです。
ですが、『仕事が紹介できない人』の派生で『紹介できる仕事が少ない人』もいます。実績に自信がない人や、職歴の空白期間が長い人です。 仕事は頑張って探しているけど、やっと月に一社紹介できるような人です。いつ就職できるか分からない人が担当にいるとエージェントもやりにくいです。
あきらかにコスパが悪い。利益優先なら断るべき。はたして本当に転職エージェントは職歴なしニートやフリーターも相手をしてくれるのでしょうか。今回はそういう話です。
金にならないから登録拒否とは言えない
それで、答えはズバリ『金にならないから登録拒否とは言えない』です。登録拒否と言えるのは『仕事が紹介できない人』と『やる気がない人』だけです。
真っ当なビジネスで露骨なことをしてはいけません。後々響きます。重要部分以外にも多少は力を入れなければビジネスは回らないようになっています。簡単に登録拒否はできません。
ピッチャー一人優秀でも野球は勝てません。バントだけで得点できます。エンジンだけ高出力にしても機体が耐え切れないとレースに勝てません。 なので紹介できる仕事がある以上ニートを断ったりはしません。そして露骨にないがしろにもしません。後々響きます。悪評が広まってしまいます。
なのでニートやフリーターも自信を持って登録しましょう。紹介できる求人は必ずあります。『未経験歓迎』の求人が必ずあります。
実績に自信のない人はたくさん登録する
と、思うじゃないですか。ところがどっこい。『未経験歓迎』の求人だったらハローワークの方が圧倒的に多いです。 エージェントにはお金持ちの企業が集まってきます。お金をかけて質のよい社員集めをするのが企業側のメリットです。誰でも良いならハローワークが無料です。
だが要らぬ心配だと言っておきたい。『紹介できる仕事が少ない人』はエージェントにたくさん登録すればいいのです。 やっと月に一社紹介されるぐらい少なくても、他のエージェントに10社登録していれば単純計算で月に10社になります。ハローワークより質の良い企業が集まっているのでやる価値ありです。
それに10社も登録していれば『やる気がある人』です。『就職できそうな人』であって『お金になりそうな人』であって『客』です。 エージェントに10社登録してやる気をみせましょう。やる気がある人はみんなに好かれます。
担当がアドバイスをくれる
さらにエージェントに登録すれば担当がついてアドバイスをもらえます。経歴書のチェックや面接の練習もしてもらえます。 企業特有の欲しい人材情報や面接官の特徴も教えてもらえます。職歴なしなら面接に慣れていないはず。これは心強い。
こちらからの質問もいくらでも答えてくれます。『あなたにとって仕事の喜びとは何ですか? と面接官に質問されて答えられなかったのですが・・・』 面接後に答えられなかった質問はどんどんエージェントに聞きましょう。どんな難問もスタッフ総出で悩んでくれます。
だけど、一つ注意です。『企業特有の情報』を流してもらえると書きましたが、『フィルターを透した情報』になります。企業に都合の悪いことはカットされています。 お金を払うのは企業側なので、エージェントは企業の悪口を絶対言いません。察してください。これが資本主義です。お金があるほうが強いのです。
なので信用しすぎないようにしましょう。多分おそらくだいたい合っています。きっと。 でも期待していた部分が裏切られることもあるので気をつけましょう。
第二新卒特化エージェント
『第二新卒エージェントneo』が第二新卒やフリーターの方向けの就職エージェントです。探せばこういうのもあります。
『就職Shop』もフリーター・既卒の若者向け就職エージェントです。リクルートキャリアがやってます。おそらく一番有名なリクナビの会社です。
『パーソルキャリア』さんも若者の脱ニートに力入れています。anとかDODAとかの会社です。聞いたことあるはず。
おさらい
- いつ就職できるか分からない人が担当にいるとエージェントもやりにくい。
- 真っ当なビジネスで露骨なことをしてはいけない。
- やる気がある人はみんなに好かれる。
- エージェントは企業の悪口を絶対言わない。
- 前回・エージェント登録対象
- ここ・ニートも登録できる
- 次回・やる気がないなら説得する