熱中症対策は地球に優しい
地球に優しい
前回、熱中症対策の話をしました。それで、エアコンをなるだけやめなさいといいました。扇風機にしなさいと言いました。その話の続きです。もう少しついでに言いたいことがありました。
熱中症対策は『地球にも優しい』です。扇風機とエアコンの電気代は全然違います。2~30倍違います。30倍なら一日エアコン付けっぱなしと、一ヶ月扇風機付けっぱなしが同じ値段です。 扇風機とエアコンがまたピンキリなので一概にいえませんが。温度設定でも変わりますし。
『エコが売りの企業』だったらどうするんですか。家の冷房キンキンのあなたに入社する資格はありません。 過剰なクールビズの企業だったらどうするんですか。エアコンを28℃に設定しても室内は30℃を越えるのです。 『クールビズがないこと』を条件に企業選びをすると良い企業は見つかりません。
クールビズ
ところで『クールビズ』って分かりますか。まぁ知ってると思いますが、勘違いしてる人が多いので説明します。知ってる人は『そうだね』って思えばいいです。 知らない人もいるので黙って聞いておきましょう。
クールビズとは公式では、『夏期に環境対策で衣服の軽装化すること』、と言っていますが、本当は『エアコンを28℃以上にすること』です。 20℃でノーネクタイをする意味はないです。いいところだけとってはいけません。27℃以下の環境ならネクタイをしてください。ネクタイは社会人のマナーです。
また、28℃以上の環境でネクタイをしてもいいです。真面目にノーネクタイをする必要は無いです。エアコンを28℃以上に設定すれば目的達成です。 ネクタイを付けていようが見事なクールビズです。エコに貢献しています。誇ってもいいことです。立派な企業だと思います。
温度の見直しが必要
ところがどっこい。『28℃以上』という温度は実は相当高いです。これは『70年代に定めた温度』なのです。70年代のエアコン普及率は30%いってません。90年代に80%を越えます。 70年代ならエアコンがない家庭のほうが多いので28℃は余裕です。パソコンがオフィスに普及しはじめたのも80年代です。70年代は熱を発生する機械が少ないので28℃は余裕です。
今の時代に28℃は厳しいです。生まれた家にはほぼエアコン完備です。環境で人間の体質が変わってしまっています。 人類は進化しました。人類は『年中温度が変わらない世界』に見事に適応しました。
『夏は汗をかいて、冬は寒さに凍える』のが健康の秘訣だったのに、常に一定の温度という厳しい環境下でも、快適に過ごせる身体を手に入れました。
21世紀に28℃に設定していては、まともな生活が出来ません。だからといって温度は上げれませんが。エコが目的なので。出来ることは進化を防ぐことです。 クールビズの会社に入社するとまともに働けなくなるので、家庭でもエアコンをなるだけ使わないようにしておきましょう。地球が泣いています。
おさらい
- エアコンは扇風機の30倍の電気代。
- 28℃以上がクールビズ。服装は関係ない。
- 28℃は70年代の温度。
- 地球が泣いている。
- 前回・照りつける太陽が悪い
- ここ・地球に優しい
- 次回・人のせいにしない